
津堅島は沖縄県中部に位置するうるま市勝連半島の南東5kmの沖合に位置する離島。
面積は1.88平方キロメートル、周囲7キロメートルの小さな島で、人口はおよそ374人(令和2年国勢調査の時点)となっているよ。
島の名産品としては『津堅にんじん』や『もずく』が有名なの。
津堅島の魅力
本島から15分で行ける離島
津堅島はうるま市の平敷屋港から高速船で15分、フェリーで30分ほどで訪れることができる、本島から最も行きやすい離島です。
船の本数は一日5便づつ。うち最初の便と最終便が高速船による運行となっています。
気軽に日帰り旅行が楽しめる離島としてもおすすめです。
フェリーくがに・高速船くがに運行表
平敷屋港発 | 津堅港発 | ||
---|---|---|---|
7:30 | 高速船 | 8:00 | 高速船 |
9:00 | フェリー | 10:00 | フェリー |
11:00 | フェリー | 12:00 | フェリー |
14:00 | フェリー | 15:00 | フェリー |
17:00 | 高速船 | 17:30 | 高速船 |
運賃
フェリーくがに | |||
---|---|---|---|
往復 | 片道 | ||
大人 | 1,240円 | 大人 | 650円 |
小人 | 630円 | 小人 | 330円 |
高速船くがに | |||
---|---|---|---|
往復 | 片道 | ||
大人 | 1,530円 | 大人 | 800円 |
小人 | 790円 | 小人 | 410円 |
ブランド野菜『津堅にんじん』
津堅島の土地の6割はにんじん畑となっていて、特産品のにんじんは津堅にんじんとしてブランド化され親しまれており、島にも『キャロット愛ランド』の愛称がつけられています。
根菜の栽培に適した「島尻マージ」という赤土と、ミネラル豊富な潮風が畑の上を通ることで土が肥え、糖度が高くおいしいにんじんが出来上がるのだとか。
甘くてジューシーな津堅にんじんは主に県内外のホテルやレストランなどで味わうことができる高級品。ほとんどが出荷用となっているため島内で購入できるところはありませんが、収穫シーズン(2月~4月)になると島への玄関口である平屋敷港や、うるま市の特産品が並ぶお店うるマルシェの店頭にも鮮やかなオレンジの津堅にんじんや加工品が並びます。

令和5年3月19日(日) 開催予定のイベント

名産品『津堅もずく』
津堅島ではにんじん栽培のほか、もずくの養殖も主要な産業となっています。
沖縄県はもずくの全国シェアの約9割以上を担っていることでも知られていますが、中でもうるま市勝連半島産のもずくが最も多く、その半数以上を津堅島のもずくが占めています。
こちらもうるマルシェなどで購入することができます。
透明度の高い海
津堅島は観光業が盛んな沖縄県にありながら観光地化はさほど進んでいない離島のため、地元以外の人からはほとんど知られていない穴場の離島と言われています。
春夏のオンシーズンになると旅行客が殺到する有名な観光地とは違い、ビーチが荒らされていないため、透明度の高い海を求めるダイバーからは密かな人気を集めています。
津堅島で「遊ぶ」
観光地としてはあまり栄えていない津堅島でも、実は最新のマリンアクティビティを楽しむことができます。
トゥマイ浜(津堅島シークルーズ)
津堅島で遊ぶなら、島のメインビーチ『トゥマイ浜』にある海の家『津堅島シークルーズ』の利用がおすすめです。
ビーチで遊ぶためのマリンアイテムのレンタルや食事の提供、シャワーやトイレ、パウダールームの貸出などはもちろん、『クリアSUP』や『イーフォイル』など話題のアクティビティも用意されていて、津堅島の美しい海を思う存分満喫することができます。

BBQは秋冬のオフシーズンでも楽しめるみたいだよ!ぜひチェックしてみてね。

ヤジリ浜
島の最北端にあるヤジリ浜。こちらは海の家もなくシャワーやトイレなどの施設もないため、気軽に海水浴を楽しむビーチというより、景色を眺めたり写真撮影に訪れるのがおすすめとなっています。
オンシーズン中でもトゥマイ浜ほどは人が集まらないので、プライベートビーチ感を味わいたい方は訪れてみるのも良いかもしれません。
監視員がいないため海に入る際は注意して遊びましょう。
津堅港からはやや距離があり駐車場もないため、訪れる際にはあずま商店さんでレンタサイクルを借りていくのがおすすめです。
津堅島で「観光」
にんじん展望台
島随一の高台『にんじんの展望台』は、津堅島の景色を一望できる場所。可愛らしいにんじんの形をしており、写真映えするレトロな雰囲気で人気となっています。
展望台と言っても高さはあまりなくサンダルでも問題なく登れるので、島めぐりの際にはぜひ気軽に登ってみてください。ここから見る海の景色はまさに絶景ですよ!
津堅島には、このほかにも様々なところでにんじんモチーフのものが見られます。島を訪れる際にはぜひにんじんめぐりを楽しんでみてください。
ホートゥガー
『ホートゥガー』とはその昔、津堅島が日照りによる水不足にあえいでいた時に、鳩が羽を濡らしているのを見つけ、不思議に思ってその鳩がいたところを掘ってみたところ湧き水が出たという伝説のある井戸跡地のこと。
ホートゥは鳩、ガーは泉を意味しています。
この古井戸の近くには『マカー』という男女の形をした鍾乳石があり、子宝のパワースポットとして多くの人が訪れています。
やや足場の悪い石階段を降りていくことになるので、歩きやすい靴で向かうようにしましょう。「この階段上から見える海が絶景!」と言う方も多いので、ぜひチェックをお忘れなく!
旧灯台跡
実は沖縄県で初めて灯台が設置されたのがこの津堅島。1896年に建てられましたが、戦争により破壊されてしまったそう。
現在は沖縄最古の灯台の貴重な跡地として、当時を思わせるレンガ造りの台座が残されており、灯台マニアにはたまらない雰囲気が漂う場所となっています。
場所は島の南側、津堅港から歩いて10分ほどのところに位置しています。
ちなみに、新しい灯台はにんじんの展望台近くに建っています。
津堅島で「買う」
あずま商店
津堅島は周囲7キロと気軽にサイクリングが楽しめる大きさの島です。自転車は島にある『あずま商店』さんで1日500円でレンタルすることができます。
他にも津堅にんじんの果肉を使ったにんじんサイダーをはじめとした食料品や日用品なども用意されていますので、島めぐりの際はぜひ訪れてみてください。
津堅島に「泊まる」
神谷荘
津堅島に泊まるならトゥマイ浜近くにある神谷荘がおすすめ。
宿泊はもちろん、食事のみの利用もOK。他にもアクティビティのプランやフォト撮影プランもあるので、津堅島を訪れるならぜひチェックしてみてください。
民宿OUCHI
よりアットホームな雰囲気を味わいたいなら『民宿OUCHI』がおすすめ。
一日一組限定の一棟貸しの民宿で、訪れる当日は表札に自分の名字を掲げてもらえるサービスもあり、まるで沖縄の離島に別荘を持ったような気持ちで沖縄時間を過ごすことができます。
ペット同伴可や10名ほどの団体でも利用できるので、親戚を含めた家族旅行やお友達同士の団体旅行での利用も可能となっています。
詳しい条件は民宿OUCHIへ直接お問い合わせください。

オフシーズンでも島めぐりやBBQが楽しめる離島だけど、事前予約が必要だったり閉まっているお店もあるから、問い合わせてから行くのがおすすめ!
ぜひ遊びにいってみてね!